(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第29章 災難は凡ゆる形で襲い来る
・蘭《正直に言うと、私はコナンくんが新一じゃないかって疑ってます。だって新一の電話中にコナンくんいないし、無意識に新一の癖が出たらすごく焦るし、態度が嘘くさいっていうか……。とにかく誤魔化し方がとっても下手で、新一と何があったか把握してたり、必死にフォローしようとしてます。だけど幼児化なんて非科学な話でありえないよね?新一になった自分を演じてるのかな?あぁでも、それはそれで将来も精神的にも心配だからやめさせないと……》
・小五郎《コナンが事件でかわい子ぶるのは悪知恵だ、確信してるぞ俺は。最初は何かしらの病気か障害かって参ってたが、最近文代さんから許可をもらって病院に行った。結果は正常で不健康な要素もなし、要するに新一より厄介な暴れん坊って分かったけどよ……。どうすりゃコナンの機嫌直ると思う?》
───これが二周間分のコナンと毛利親子の状況だ
まさか原作で描かれていない裏に、こんなやり取りがあったりしたんだろうか?それとも私が原因か?ともかく母さんが病院行きを許したのは、本人からの連絡によると「だってその方が小五郎くん達も安心でしょ?優作も良いって言ったわ」と聞いている。そして父さんも風見さんに連絡を入れて相談し、彼ら御用達の病院を「腕も評判もいいから」と母さん経由で紹介したらしい
まぁ要するに新一は何とか毛利親子の思い込みと、父さんや公安のの暗躍でバレずにすんだ。ただし、それで新一自身もダメージを受けて機嫌を損ねてしまったが……。そんなドタバタ過ぎ去る日常のある日、遂に原作の蘭ちゃんを暴走させた偽彼女事件が起こる