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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第28章 満を辞して、毛利家へ



阿笠「なるほどのう……。新一もその方が別人として誤魔化しやすく、多少のボロも回避できるのか……」



荒れたものの私と父さんの説得によって図星をつかれ、新一は渋々不満を呑んで納得してくれたのだけれど、やはり江戸川コナンの人間性ついては矛盾を指摘した。すると今度は意外にも母さんが困ったような苦笑いを浮かべ、私達の考えてる事をそのまま代弁してくれて。父さんはそんな母さんにはっきりと頷いて誉め、博士も同感なのか異論を唱えない。けれど私達の言い分で新一の意地っ張りな部分を刺激したらしく、幼い顔でムッと眉間の皺を寄せる




新一「……ちゃんと心配してくれて、考えがあって言ってくれるのは分かった。だけど目立たず行動できる案ならあるし、ちっちゃいガキのフリぐらい出来る。ってゆーか博士、俺と昨夜アイテムについて話しただろ?」


阿笠「はっ!そうじゃった、忘れておったわい!ついでにここで三人にも紹介しようかのぅ?」


椎奈「あ、アイテム……」




何やら申し訳なさげで新一の言葉から思い出したらしい博士は、発明家として嬉しそうにしていて。そんな弟と博士に嫌な予感がしてくるも、聞かないわけにはいかず黙って促してみれば、案の定とんでもない事を言い始める




博士「新一と話しておったんじゃよ。これから毛利くん達をそばで守っていき、依頼や事件の解決をするようになるなら何かしら探偵道具が必要じゃとな。そこで一晩、わしらで考えたアイテムがあるんじゃ!」


新一「おう!博士が実際作れるかは分からねぇけど、あったら便利な物ばっかだぜ?例えばボール射出ベルト、いつでもどこでもボールを出せて凶悪犯も逃走犯も捕まえられる!それとキック力増強シューズ、電気と磁力で足のツボを刺激して極限まで筋力を高めるんだ!」


椎奈「えっ……」


阿笠「それに、小学生の推理は誰しも耳を貸すとは思えん!元警察の毛利くんなら探偵をやっておるし、事件や依頼で何かあったら新一が解決しなきゃならん時もあるんじゃろう?そこで小型の麻酔銃じゃ、出来れば瞬時に眠れる麻酔針を発射する設計にするつもりじゃ。後は変声器かのぅ、麻酔銃で眠らせた相手にの声を合わせ、本人として推理するんじゃ!犯人撃退用にも使えるぞ?」


新一「な?絶対便利で役立つ物ばっかだろ?エンジン付きのスケボーとかも考えてんだ!」
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