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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第26章 小さくなった名探偵



───新一side

俺は高校生探偵の工藤新一!幼馴染で同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行き、ジェットコースターの殺人事件に遭遇したけど……。駆けつけてくれた目暮十三警部や、めちゃくちゃ厳ついサングラス刑事の松田陣平警部補、それに見るからに鍛えた体の伊達航警部補と一緒に事件を解決!


……と言っても、後者二人は当事者じゃねぇのに現場を見聞きしたらトリックに気づき、俺が推理する前には犯人の女性に手錠をかけていた。しかも女性が「一列離れた自分に殺せるはずかないでしょう?!証拠はあるの?!」と問うた時、迷わず同時に「ネックレス」と言い当てられて顔面蒼白だったけどな


だからぶっちゃけ、俺の出番なんてあってないようなもんだ……。二人は俺に「周りくどいから証言ついでに推理しろ」とか、「当事者だしな、犯行は見抜けてるんだよな?」と言って、俺に犯行を推理させたけど……。正直、あっという間に犯人が観念したのか、自白して解決したので達成感はあんまり無い……


しかも結局、あれきり蘭は事件がショックで号泣したし、もっと凄惨な事件に何度も関わって慣れてると言うと、「そんなの普通じゃありえないわよ!姉さんにそれを常識にするなって言われてたじゃない!!」とお説教を食らった。確かにそうだ、俺の慣れは良い事じゃねー……


そんなわけで落ち込んだ蘭を励ます最中、コースターの事件で偶然容疑者候補になった黒ずくめの一人、小太りな男が観覧車裏の人気がない所へ忍び込むのを目撃。俺は咄嗟に蘭へ「帰っててくれ」と言って、止める声を無視して其奴を追ってしまった


すると小太りな男は社長だという男と会っていて、不法行為の証拠になりそうなチップと万札がみっちり詰まったトランクを交換していた……。きっと何らかの密輸で取引してたんだ……。俺はその光景を物陰に隠れて携帯で撮影していたんだが、その後ろから仲間の銀髪の男に頭部を殴られた


そして人間を毒の検出もさせずに殺せる薬を飲まされ、目が覚めた時には警備員が数名いて……何と俺の体は縮んでしまっていた!!


信じられない事に俺は奴らが言うようには死なず、副作用か何かで幼児化して服はそのまま……。当然、混乱していた俺は警備員に説明するも信じてもらえず、子供のタチが悪い妄言だと思われて、病院と警察に連れて行かれようとしたのをなんとか逃げ延びた……
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