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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第25章 いよいよ原作へ





蘭ちゃんの空手部都大会の予選が始まった頃、いよいよ原作が始まる様子なので警察学校組の五人に連絡し、警察庁の会議室に集まってもらった。因みに、グリリバちゃんは変装を解いて本来の景光くんに戻ってもらい、航くんはナタリーちゃんに「残業になった」と伝えて来てもらっている


そんな五人の手には私が以前、覚えてる知識を全て使って書いた原作軸の展開を纏めた資料のコピーである。彼らと私は中央にある長机を囲ってパイプ椅子に座り、いきなり危機に陥る新一の衝撃的でリメイクも成された肝心な出だしのストーリー情報を睨んでいた。……そして睨むような目つきで読解出来たらしい彼らは、揃って頭を抱えて「頭痛が酷い」と言いたげに重低音の声を喉から絞り出す




降谷「……色々ツッコミ所があって言い尽くせん!どうしてジンやウォッカは遊園地で取引するんだ?!馬鹿なのか?!怪しまれたいのか彼奴らは!どうせ対象の人数確認だったんだろう?!人目につかい場所を選ぶなら他をあたれよ!!」


諸伏「……きっと意外性を突こうしてみた結果だろうぜ?な?考えてみろよ、あんな凶悪犯ヅラした奴らが二人、遊園地で遊んでいるんだぞ?仲間に笑ってほしかったんだ!何でそうなった?!」


松田「と言うか、ジェットコースター事件の犯人は何なんだ?泣くくらいなら殺すなよ、別の解決方を探せば良いんじゃねぇのかよ?首切断とか考えつくなよ、惨すぎねぇか?ああ?」


萩原「そして、安定すぎる新一くんの推理欲なんだよね……。泣いてる幼馴染を離れて、そっちに行ったら駄目だろぉぉお!不審者いたなら通報しなよ、そっから追っても遅くねぇよ?!幼児化の薬って何なのさ?!普通は想像出来ないもんだし、交番の刑事が申し訳なかった!でもさ、だからって何で無謀に闘うの?!」


伊達「新一も博士も焦ったんだ、無理もないんだがなぁ……。言葉と行動が噛み合ってねぇし、探偵一人が潜伏しながら解決するのは難しすぎるだろ。毛利さん一家も子供の引き取りなんざ緩すぎる、博士もやたらと流され気味だし、幼馴染とは言っても異性で巻き込めない割に居候し、家族や警察に頼らず潜伏するとは……。これじゃあ必ず不審がられ、詮索されたりボロが出たりしそうだが……」




彼らはお馬鹿な犯罪者達にツッコミ、ご都合展開に異議を唱え、矛盾や危機感が欠如している彼らの言動を次々挙げていく
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