• テキストサイズ

(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第22章 NY事件



なので有希子さんとローズさんが小声で、「二人は子供さん?」「彼はそうだけど彼女は違うわ。未来の、がつくかもしれないけどね……」なんて私達の事を英語で喋っていて、「まぁステキね!」とはしゃがれたのは英語がさっぱりで分からなかった


───蘭side END












───新一side

母さんの女優時代の友人、シャロンさんに楽屋を案内されてもらっている途中、女優四人や俳優さんと出会って母さんが一緒に大はしゃぎ。俺が蘭と話していると、何故か全員の視線が俺らに刺さって「まぁステキ!」なんて言われちまったけど、何が何だか分からない


すると一人だけ離れた位置にいたイベリスさんから、少し奇妙で不穏な英語の会話を聞く事になる……




イベリス「《あらあら、てっきり例の奇妙な贈り物の謎を解く為に、ナイトバロニスが来てくれたと思ったのに……。子連れで楽屋に冷やかしに来ただけなんて……がっかりだわ》」


新一「奇妙な贈り物?」


シャロン「三日前にこの劇団宛に贈り物が届いたのよ!金色のスプレーでコーティングされた林檎が……動物の血で書かれた『最も美しい女性(ひと)へ』っていうメッセージと共にね……」


有希子「(なるほど……この楽屋に入った瞬間、何か雰囲気が暗いと思ったのよね……)」




イベリスさんの意味深な言葉に聞き返してみると、隣のシャロンさんから詳しく教えられた。それはまるでゴールデンアップルのストーリーの如く、波乱の前触れのような不気味な贈り物……


すると不安を煽られた女優達が騒めく中、舞台俳優のヒースさんがニヒルな笑みで「まあまぁ落ち着いて、僕の女神達」、なんてキザったらしい台詞を言っていた。とは言え、ヒースさんは今回の講演を折にミカエル役を降板するそうだ。つまりこれが最後の晴れ舞台……、道理で熱が入ってるわけだ


この後、シャロンさんは何故か舞台を見ずに一人で帰ってしまい、開演間近になった所で俺たち三人も客席の方に移った












……けれど開演直前になって突然、今回のミュージカルがトラブルによって中止となった事をスタッフが発表し、観客達は騒然となった。本当にいきなりなので突然講演を辞める理由に心当たりがあった俺達は、急いで楽屋の方へ行って関係者達に事情を聞いて唖然とする事になる


───新一side END
/ 362ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp