(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第21章 波瀾万丈な1年間【〜原作0.5年前】
そう言って話し合った彼らの決断に思う事は多々あれど、私も概ね同意であるし原作からの修正力で色んな制限がかかるだろう。メアリー・世良には登場回まで会えない可能性もある。寧ろ不用意に歪ませるのは危険だ、江戸川コナンと灰原哀も表側はなるべく変化を減らしておきたい……
と言うか、赤井さん前世でも思ったけどターミネーターかなんかなの?どうして命懸けの任務に就いて、潜入前に死にかけようとしたり、身辺調査をしただろうに従兄弟の明美さんと恋人になるの?この世界の男の人達色んな部分が怖いんですけど!
こんなのメアリーさんが知ったら絶対お説教(物理)ものじゃん!親子でやる事過激すぎるし、ホウレンソウも大雑把だけど、最低限の常識と大人の嗜みは守って下さい!そりゃあ身内も呆れちゃうよ、庇いようないよ?
まぁその辺は新一にも言えけど、その辺は姉の私や周囲がバックアップをするしかない。哀ちゃんの恐怖とストレスは私や皆が守ります
風見「そうですね。後にも様々な問題があるようですが……」
降谷「それは追々片付けよう。一度にするにも限度があるし、椎奈から今後起こりうる事情は粗方メモで把握した。報告資料はすぐにコピーして俺達六人が持つから、絶対手放さずに秘匿しろ」
諸伏「オーケー!そんで前兆を見聞きしたら報告し合って集合、相談しながら対応していくかんじだな!」
松田「ああ。ともかく今の目標は、工藤新一本人と某組織の様子見、宮野姉妹との接触、保護や監査準備と他国の諜報活動をしている警察機関との連携協定を結ぶ事でいいか?」
萩原「じゃあまぁ、常に警戒しながら行動しなくちゃな?」
椎奈「だけど大分昔(それも前世)に見ていた物を、曖昧な記憶を辿って正確に覚えてる話と考察を書き起こしただけだもの。状況によって変化してしまうし、無くなった出来事もあるかもしれない……。結局組織のボスの候補とラムが分かってるだけだし、組織をどうやって壊滅させたかも不明よ。こんなに不完全で申し訳ない」
降谷「それでも十分助かるよ。君は俺達を信じて託してくれた……、その行動と期待に感謝と敬意を表するよ」
本当に色々曖昧なせいで殆ど情報に穴抜けがある。そんな自分の記憶力が心底情けなくて落ち込みながら俯いていると、私の頭に降谷さんが大きくて逞しい無骨な掌を乗せてきた
