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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第20章 工藤家の別居と、彼らの深淵



今度こそ衝撃が凄すぎて言葉を失った。だって研二くん暴走してるし、それを殴って止めた諸伏さんも深淵を隠さないし、陣平くんは寧ろ堂々しているし。バレたくなかった割に全員苦笑いで肩をすくめているんだもん、澄ました態度で残念がって開き直ってしまっている。最早そんな皆が恐ろしいよ……イレギュラーにもほどがある!!


確か研二くんは無双のフェミニストじゃん、死亡回避した後は本命の女性が出てきて付き合いそうな雰囲気じゃん。陣平くんも原作通り佐藤刑事といいかんじだっただろうし、お付き合いしてもおかしくないじゃん!高木刑事とのフラグは分からなくなるけど、大切なのは現実じゃん?!ぶっちゃけ松佐か高佐か本人達の状況次第だし、私は本人達が幸せだったら応援してるんだけどな?!はっ、もしかして……




降谷「ちなみに、こいつら同性愛に目覚めたわけじゃないからな?一応多様な恋愛観に理解はあるが、其方じゃなくて純粋に君のファンでガチ勢を拗らせただけなんだ。所謂ヲタクと言うんだろう?熱意と愛情が天元突破して恋愛が出来ない重症者、要するにそれだ」


椎奈「……いやあの、勝手に思考の先読みはやめてもらえません?」




と言うかその状況、喜んでいいのかキャラ崩壊を嘆けばいいのかどっちなんだ?!いやまぁ芸能人としてはファンの存在も応援も嬉しい限りだけとも、警察学校組を推す身としても幸せいっぱいだけども!まさかポーカーフェイスの裏で拗らせていたなんて、私限定のガチ勢ヲタクに染まってたなんて知りたくなかったよ……




松田「そうだぞ降谷、お前の属性はゴリラ・ゴリラ・ゴリラだろ。いつからエスパーも追加してんだよ、どんだけ人間やめてぇんだよ」


萩原「やーい、降谷ちゃんの金髪こんがりゴリラ!人間と猫を被ったハイスペック・ゼロサピエンス〜」


降谷「……覚悟しろ、貴様ら」


椎奈「ひえっ」




おかしい。彼らはお酒を一滴も飲んで無いのに、テンションだけで酔っている。それでもって散々降谷さんを弄って煽っていて、最早貶すと同時に誉めてるようにも聞こえてくる。だけどヘラヘラ笑ってるお二人さん気づいて、降谷さんがその異名に相応しく血管浮かぶぐらいブチギレて握り拳も震えてる。真っ黒いオーラも見えてるし、ゼロシコのカーチェイスの時みたいに両目が瞳孔かっ開いてるんですが……

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