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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第20章 工藤家の別居と、彼らの深淵



人知れずガクブル怯えていると、やれやれとため息を吐いた諸伏さんが研二くん達を咎めてくれる



諸伏「萩原と松田、お前らいい加減やめておけ!ゼロは人間を被ったゴリラなんかじゃないだろう?」


降谷「ヒロ!!」


諸伏「ゼロはゴリラをも超越する生命体……、キング・コング・zeroなんだから!」


降谷「ーーー」



このやりとりの直後、至って真面目な三人組に鉄拳制裁が下ったのは言うまでも無いのだった───










リビングに頬を腫らして俯く三人組が並べられ、軽々同期を仕留めた降谷さんはと言えば、晴れやかに拳をパキパキ鳴らしながら「ふぅ」と達成感が篭った吐息を漏らす。慈悲もなくあっという間に殺りきった(この場合誤字では無い)、これが愛車のフロントガラスを粉砕させる腕力か……



降谷「口は災いの元だと言うが、これで少しは反省しやがれ馬鹿どもめ」


椎奈「……えっと、本当に大丈夫なのかな」


降谷「問題はないよ。コイツらだって鍛えているし、手加減しておいたから。それより椎奈には大事な贈り物がある、引っ越し祝いで班長からも預かってるんだ。受け取ってほしい」



降谷さんがそう言った後は言葉の通り、彼らは航くんのも含めて五つ……つまり各々贈り物を買って私にプレゼントしてくれた。貰った物は研二くんからティファ○ーのティーポット、陣平くんからCHANE○の柑橘系な香水、航くんからは高品質でオシャレな膝掛けだ。けれど諸伏さんと降谷さんは正直凄かった……



諸伏「えっとな、俺が用意したのは盗聴器付きの○ーさんだよ!」


降谷「俺からは可愛いデザインだった○℃のネックレスだ、勿論君に似合うのが一番の理由で買ったんだがな……。その、これも誘拐対策のGPSと緊急事態をヒロと風見に通達させるスイッチがある」




これには当然和やかになる筈の空気から一点、申し訳なさげな降谷さん達からこんな暴露をされた私達は唖然となったし、用心深さが「さすが公安」と思わざるを得なかった。けれど私の安全を考慮しての事であるし、覚悟の上での協力関係なので仕方がない……


私は五人の贈り物を有難く受け取りました
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