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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第20章 工藤家の別居と、彼らの深淵





新一と探偵について話し合った翌日、まずは私が依頼した引越し業者がやってきたので纏まった荷物を託し、トラックが出発した後は両親と新一と四人で自宅の門扉の前で迎えを待つ


そう、お隣在住の緑川さんこと諸伏景光さんが警護の為、私を他のメンバーの代表として迎えに来てくれるのだ。まぁ私には甘やかしに思えてならないんだけども、私は芸能人で一般の協力者なので大事なんだそう……







因みにお迎え権の喧嘩はこんなかんじ、警察学校組が五人でバトルしたのだけど割と壮絶だった


一回戦「「最初はグー、ジャンケンぽい!!!」」

萩原「あ゛あ゛ぁぁぁ!!」←負け

松田「っしゃオラァ!!」←勝ち

降谷「フッ(ドヤ顔)」←勝ち

諸伏「お前(達)にはできない、俺には出来る」←勝ち

伊達「あっさり負けたなぁ(しょんぼり)」←負け




二回戦「「あーいーこーでーしょっ!!」

松田「……(チーン)」←負け

萩原「ランサー(じんペーちゃん)が死んだ!!」

降谷「この人でなし!」←負け

伊達「じゃあ諸伏で決定だな!」




正直、このやり取りに「迎えはいらない」だとかこの世界にもネタ発言があったのかとか、色々とツッコミたかったけどグッと堪えた。そしてどうでも良くなった。だって降谷さんを中心にして凄く楽しそうで、彼らが賑やかなのを見ると……特に降谷さんが本来の自分で笑えているのが嬉しかったから……







閑話休題(それはよしとして)

兎も角、そんな戦いの末に決まったお迎えメンバーの緑川さんが予定時間の10分前に現れて、グレーのフェアレディZで到着すると爽やか好青年が運転席にいたから母さんが一番に興奮した。見るからに体格が良くて、運動神経抜群なうえに博識なんだと父さんも事前に言っていたから尚更だろう。騒ぐ母さんの隣では父さんが苦笑いで、私の横の新一なんかは胡散臭そうに緑川さんを見ていた




有希子「あらまあ!貴方が椎奈ちゃんの隣にお住まいの一人なのね!今日から娘がお世話になります!母の有希子と弟の新一です、宜しくお願いします!」


新一「どうも」


緑川「ああいえ、此方こそ宜しくお願いします!緑川唯です!」




やはりイケメンに興奮気味の母が新一の頭を掴んで一緒に頭を下げ、新一はそうして浮かれる母をじっとり睨んでいた
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