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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第18章 裏事情1【原作2年前』



今まで色んな演技やメイクを勉強して来たんだもの。彼らに何だか違和感がある気がしてね……。人一倍勘は鋭いタイプだから聞いてみたの


そう言って唇を尖らせながらムッとすると、緑川さん達が諦めた様子で苦笑いしながら自分の顔に手をかける。そしてベリベリベリッと顔の皮を破いて剥がし、頭のウィッグも取れば予想していた人物達の姿が露わになった




諸伏「参ったよ、まさかこんなにあっさりバレちゃうなんてな……。頑張って変装し慣れたと思ったんだけど、見破られるならまだまだか?」


本堂「しかし俺達だから良かったものの、何らかで変装している相手に直球で聞くのは悪い選択だ。悪人であるなら無事ではすまんし、刑事や探偵が覆面している場合は捜査に支障を来すからな」


椎奈「ええ、勿論普段は怪しい人に関わるなんてしませんよ?だけど貴方達が悪人じゃないのは察していたし、父さんや現役刑事が三人も信用している相手は大丈夫かなって!現に緋色さんとは知り合いだったし、ね?」




随分と久しぶりに会えた諸伏さんに笑いかけると、彼は同期三人と顔を見合わせて照れ臭そうに笑っていた。しかも四人は動きがシンクロしていて、後頭部を掻いて視線を彷徨わせる仕草が可愛く見える……。えっ、マジで仲良しすぎない?




諸伏「そ、そこまで言われてしまうと怒りづらい……後、本名で呼んでくれて大丈夫」


伊達「お前ホントそういうとこだぞ、これだから俺らの妹分は……」


松田「萩の口説き文句よりもタチが悪ぃ」


椎奈「えっ、素直に言っただけじゃん。照れるからって何、この言われようって」


萩原「んも〜!椎奈ちゃん大好き!抱いて!!」


椎奈「来なよ、クレバーに抱いてあげる」


優作「おっと。すまないが娘は簡単にあげられないよ?」


萩原「すいませんでしたァアア!」




そんな感じで冗談を言い合い、一頻り騒いだ後で私が「……で、どういう事?」と尋ねてみると瞬時に全員の表情が真剣なものに変わる。はてさて、一体どこまで教えてくれるんだろう。父さんは諸伏さんの本名を知っているようだし、イーサン・本堂氏が今も生きてる経緯も出来れば知りたい。と言うより、父さんがどこまで二人の状況を把握してるんだろう?


そんな凡ゆる疑問を浮かべつつ、諸伏さん達の話を聞くことになった
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