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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第17章 11月7日 2



因みに通院先は爆弾が置かれただろう米花中央病院!口実ができて嬉しいけども、経緯が経緯で一切喜べない!!


なので入院も通院も両方の患者が多く、看護師さんに色々気を遣ってもらって目立たず通院して来たのだ。例えば大声で名前を呼ぶのを控えてもらい、人通りが少ない通路を使わせてもらうなど……。おかげで一切ニュースになっていないので、本当に強力してもらって非常にありがたいと思っている


そして、いよいよ11月7日となった本日は診察を無事に終了し、会計が済んだ後に広場探しという名の爆弾探しの為に徘徊中だ!原作だったら松田刑事は二つ目の在処を病院とまで読んでおり、詳しい場所まで分からず爆死した……。それを防ぐ為には正午になるまで爆弾を見つけ、爆死するのを防いで両方を解体してもらう必要がある……


そう思ってあちこち探し回って10時ぐらいになった時、決して普通なら誰も見ない場所に爆弾を確認した。しかもご丁寧に紙袋に入って置いてあり、中では液晶パネルに表示されたタイマーが減っている。見つけた瞬間、生で初めて爆弾を見て恐怖に怖気付いたが、残りの時間が余裕なのを見て一先ず安心した。すぐに解体してもらえれば大丈夫!なので早く爆弾の場所を知らせようと一旦距離を空け、誰かが近づかないよう見張りつつも急いで研二くんに電話かけた


きっと陣平くんは観覧車内で忙しいし、研二くんなら映像で例の爆弾だって分かるだろう。確か父さんが言うには、爆弾の作りが犯人の人間性を指すらしいし……。なので研二くんに電話をかけると、呼び出し音が1コール……2コール……3コールまで鳴った途中で出てくれた



萩原《はーい、もしもし?ごめんね椎奈ちゃん、今は事件の捜査中で……》

椎奈「捜査は四年前に起こった11月7日の爆弾騒ぎでしょ?一つ目は杯戸ショッピングモールの観覧車にある72番、二つ目は病院って事以外が分からない……》

萩原《!!》

椎奈「その犯人が仕掛けた爆弾、今は私の目の前にあるんだよ。米花中央病院の中に仕掛けられてたの、周囲に人はいないし近づかないように見張ってます。誰か爆処の隊員さんを呼べない?」



電話に出てくれた研二くんの言葉を遮り、声もないまま驚く彼を他所に私が言いたい事を早口に言っていく。だって冷静だけど恐怖はあるし、内心焦って心臓もバックバグだ……
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