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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第17章 11月7日 2



同じく白鳥が暗号を読んでいくのを聞きつつ、俺は事前に準備していた解体道具のバックを肩に背負った


一つ目の爆弾は俺が必ず解体する、それは俺らの間で決めた約束だ。何せ椎奈の忠告も『親友の仇打ち』っつー筋書きらしいし、もしもあの時、萩原が死んでいたら俺は一人で必ず爆弾と戦うだろう。何せハギは俺の……あ〜っ、本人に言った事ねぇが大事な親友だ。犯人を赦せるはずがねぇ。もしも忠告通りだったら絶対二つ目の爆弾と俺の命を天秤に賭けてくる、俺はその為に命を落とす立場になる……



そんなの出来ればごめんだ!俺は親友達と椎奈の為にも絶対生き残ってやる!!犯人とっ捕まえて有給取ってやるんだよ!くそったれが、犯罪ばっか起こしやがって……!!



そして椎奈は自分に予言の力がないと言った、つまり何かイレギュラーが起こると椎奈の知識は無効らしい。だから大まかすぎる昔の話を思い出し(色々ヘビーな話すぎて全員記憶に残ってた)、そこだけ崩さないように俺が一つ目、萩原が二つ目の爆弾を担当するつもりだ


なので一課に届いた予告を聞き流して出て行く俺とハギだが、やっぱり五月蝿い相棒の佐藤が分からず止めてくる




佐藤「ちょっと松田くん?!何処に行くってのよ?!」

松田「決まってんだろ?円卓の騎士が72番の席を開けて待ってんだ……」




すっかりFXで騒然としている一課の刑事はハギに説明を丸投げし、それだけ言った俺は一人で先に杯戸ショッピングモールの観覧車に向かう。後から中でバタバタ動き回る音が聞こえるが、そんなの待ってる猶予がねぇ

そんな風に警視庁が慌ただしい中、椎奈がこの日に何処で何をしているかなんて考えもしなかった。誰よりこの日を先に知って、警戒している彼奴が何もしないわけがねぇのに……


───松田side END













来るべき11月7日、私は事前に休みを貰えるようにマネージャーに言って休暇を頂いていた。そう、元々休む予定でスタンバッていたんだけど、何と私は数日前からストレス性の胃腸炎で通院しているのだ!もちろん原因は新一の無茶、世間や仲が良い人達には内緒にしている!

だって新一が珍しく両親の説教を受けて反省し、罪悪感のせいか行動力が無くて随分大人しい。是非ともこのままいてくれないかな?無理だよね!
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