第9章 仕組まれた飴と鞭*
side.五条悟
仕事が終わって名前を抱いて宿舎へ帰る。
「名前?名前?」
「………」
「はぁっ…」
彼女は夢の中に行ってしまい、帰って来ない。
折角、頑張ったのに。
「僕も疲れちゃったし。今日は寝ようかな?」
名前の制服を脱がせて。
僕が少し前に買ってきたネグリジェを着せた。
抱きしめると、滑々のシルクの素材が気持ちいい。
「…んっ…悟さん?」
「あ…起きちゃった?」
「うん。でも…眠い…」
コクリコクリと船を漕ぐ名前。
撫で回していたら起こしてしまったしい。
「名前。おっぱいに包んで」
「んー。いいよ」
名前は僕の頭を抱えて、再び眠りにおちる。
僕の買ってきたネグリジェは、可愛いデザインなのに。
胸元がざっくりと開いている。
ちょっとずらだけで、“ぷるんッ♡”と豊満なおっぱいが顔を出す。
柔らかい胸に包まれていると、蓄積された疲労が一気に溶けてなくなっていく。
これは名前の反転術式のおかげかな?
それとも僕が愛して止まない、名前のおっぱいのおかげ?
僕は名前の胸の鼓動を聞きながら眠りについた。