第30章 妻の新たな嗜好**
side.五条悟
今度は名前が呆然とする。
僕は今までこんな子供じみた事、
君に言わなかった。
でもね、男なんて大概子供で、
拗ねる生き物なんだよ?
プイッとそっぽを向いてみると、
名前はうーんと困ったように首を傾げる。
えっ?
そんなに悩むこと?
早くキスしてよ!
大人しくエッチさせてよ!
名前は僕の身体を仰向けに寝かせると、
僕を敷布団代わりにして、また本を広げた。
「…名前?」
「うん?」
「何これ?」
君はふにゃりと笑うと、
僕の下唇を“ちゅうッ♡”と吸い上げる。
「これでどこにも行かせないの。それにね…」
「うん」
「これなら悟さんのお顔も見れるの」
考えた末の結果がこれらしい。
ああ。
可愛い。
何でそんなに風に笑うのさ。
僕の胸元で嬉しそうに本を捲る名前。
君には悪いけど、もうちんぽがイラついて仕方がない。
僕は名前の股の間に片足を入れると、
振動で敏感なクリトリスを刺激した。
「あッ♥やんッ♥悟さんっ…本っ…読めないよぉっ」
「いいじゃん。本なんかより僕に夢中になってよ」
名前の可愛いお尻を鷲掴みにして、
下着の隙間からまんこに触れる。
“くちゅりッ♡”
案の定、そこは愛液で濡れぼそっていた。