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【呪術廻戦】僕の可愛い妻【五条悟】

第1章 僕の初恋


side.五条悟





「失礼ですが、そのお召し物。高専関係者の方でございますか?」





校門で待っていたのは、

使用人の様な恰好をした女性。



“星漿体”である天内理子の存在を知るのは、

彼女と天元様の同化を阻む2組織、

“Q”と“盤星教”だ。



それと俺たち高専関係者。



話しかけてきた女性からは、

敵意を感じない。



傑と目配せをする。



どっからどう見ても呪詛師じゃないね。

多分、天内の身内でしょ。



俺はそう感じたけど、傑は念の為?

用心深く質問返しをした。





「そういう貴女はどちら様で?」

「失礼しました。私は理子様にお仕えしております。黒井と申します」





やっぱりね。





「それで?例の星漿体はどこにいんの?」

「悟。目上の方には、もう少し敬意を持って話そうか」

「めんどくせっ」

「…悟」

「へいへーい」





傑に口の利き方を咎められる。


別にいいじゃん。

あと2日で同化するわだし。





「現在は体育館にてご学友と部活動をしております」





どうやら彼女はバドミントン部に所属しているようだ。

俺たちは黒井さんと一緒に体育館へ向かう。


 


「同化は2日後なのに、部活なんて。呑気なもんだねー」





夜峨先生も「好きにさせろ」なんて言うし。

何を考えてるんだか。





「友人と過ごせる最後の日なんだ。それくらい汲み取ってあげよう」

「俺的には去っさっと高専に連れてった方が良いと思うけどねー」




軽口を叩きながら黒井さんに着いて行く。



そこで運命の出会いがあるとは知らずに。


 
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