• テキストサイズ

【呪術廻戦】僕の可愛い妻【五条悟】

第22章 妻の過去


side.五条悟





保身馬鹿。

世襲馬鹿。

高慢馬鹿。


彼は僕の嫌いな三拍子が揃っている。



それでも僕の可愛い妻は、

こんな馬鹿な父親を慕っていて、

今でも褒められたいと感じていんだろうなぁ。





「…善処…致します…」

「良かった。話が早くて。挙式の際は、どうか娘さんを褒めてあげて下さいね。お義父さん」

「…はい…」





これで改心して欲しいけど。

どうだろうなぁ…





「では、僕はこれで。お時間を割いて下さりありがとうございました」





僕は彼の前から、スッと姿を消した。



今頃きっと驚いているだろう。



そうでなければ困る。



可愛い名前を苦しめたように。

同様に恐怖を感じて欲しい。



じゃないと名前と離れてまで、

わざわざ来た意味がないからね。




実家に帰ると、名前と母の笑い声が聞こえてきた。





「ただいまー。名前ちゃーん♥名前の悟さんが帰ってきたよー♥」

「あっ!悟さんの声っ!」

「あら?悟さん?もう帰ってきちゃったの?」





名前は嬉しそうだけど。

母は残念そうな声を上げる。



あれ?

ここ僕の実家だよね?



一応、僕は当主なんだけど。


 
/ 326ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp