第19章 僕らの結婚記念日*
side.五条悟
夕食が出来上がったと同時に。
学長から許可を貰った名前が帰ってきた。
夕食を食べながら任務の内容を聞く。
施設備え付けのお化け屋敷に取り憑いている呪霊。
それを討伐して欲しいという依頼だ。
名前は呪具を使わないと討伐が出来ない。
「そんな理由で…今回も悟さんの出番でして。私はオマケなの…」
「君はよく出来たマネージャーだね」
上層部は名前を利用して。
面倒な案件を僕に振っているのかもしれない。
「役に立てなくてごめんなさい…」
「いいよ。名前が側にいるだけで、僕は嬉しいんだから」
そんな訳で、可愛いマネージャーを連れた僕は。
県外のグランピング施設へ行くことになった。
結婚記念日には楽しいイベントになりそうだなぁ。
しかし、お化け屋敷にて。
名前はその依頼を受けた事を後悔する。
「きゃああッ!」
「えっ!?何!?どうしたの!?」
突然、名前が悲鳴あげてるから。
僕まで驚いてしまう。
「悟さんが急にお尻触るから、ビックリしたのっ!」
「えっ!?」
僕、触ってないんだけど…