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【呪術廻戦】僕の可愛い妻【五条悟】

第14章 僕のウサギちゃん


side.名前





悟さんと一緒にいるのが自然になり過ぎて、

一人になると、どうしたらいいのか分からない。





『これで悟さんとずっと一緒なの』





胸にあるタンザナイト。


そのネックレスのことをハッと思い出して、

咄嗟にそれを握りしめた。



こういう時のために買って貰ったんだよね。

大丈夫。





「しっかりしなくちゃ」





いつもしていることを一人ですればいいだけ。


自分にそう言い聞かせた。



お夕食を済ませて、お風呂に入る。

そして、一人じゃ大きすぎるベッドに横たわった。



涙が溢れそうになるのを我慢して、

初めて悟さん出会った日を思い出す。



私を安心させるために、

ギュッと抱きしめてくれていたこと。

そして甘いキスをしてくれたこと。

寝る時にずっと抱っこしてくれていたこと。



あの日から、悟さんはずっと私を守ってくれたんだ。



一番大切で、大好きな人。


悟さんの温もりと香りがないと、

不安で、怖くて眠れない。



いつの間にか悟さんの温もりは、

私の安心できる唯一の居場所になっていた。





「…悟さん…会いたいよ…」





一人になって漸く気づく。


その日、私はなかなか寝つけなかった。


 
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