• テキストサイズ

☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第31章 耳掃除をしよう(春日山勢)


来たというか来させられたに近いけど、そこは丸く収まるように言い換えた。

手の震えもお城に着いた頃に比べれば落ち着いたから、なんとかできそうだ。

今なら一番乗りですよと、親指と人差し指で耳かきをクルクル回してみせると、謙信様はのってくれた。


謙信「ふむ。他の男に先を越されるのは好かん。
 手始めにしてもらうとしよう」


さっきまでの機嫌の悪さはどこへ行ったのか意気揚々としている。


(意外と単純な方だな…)


変わり身の早さに目を白黒させていると、信玄様は『謙信の扱い方をわかってるじゃないか』というように口元を綻ばせていた。


/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp