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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第30章 魔女の薬(兼続さんルート)(R-18)


この暗がりで一瞬にして顔を識別するなんて、視力も記憶力も凄すぎる。


「宴で私を見かけて可愛いと思ってくださったらしいです。それで自慰の材料に…」


兼続さんがちっと舌打ちした。倒れている男を睨む横顔は、凛々しいながらも不機嫌そうだ。


兼続「どこに目をつけてるんだ?
 可愛いだけじゃない、今夜は綺麗だっただろうがっ!」

「え?」


一瞬、目が点になった。


(こんな時に可愛いとか綺麗って……!)


それも怒りながらだなんて、場を忘れてにやけてしまい急いで口元を隠した。


兼続「にやついていないで、とにかくこの部屋を出るぞ」

「は、はいっ」


どこから借りてきたのか男物の羽織をかけられて、誘導されるままに別の部屋に移った。


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