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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第30章 魔女の薬(兼続さんルート)(R-18)


一瞬ひやりと感じた唇は体温を分け合って熱を帯びる。


「んっ……、はっ……!」


飴を舐めるかのごとく、大きさの違う小さい舌を舐め上げ、吸って、くすぐって……。

案の定どんなに舞の唇や口内を愛撫しても、触れてしまったら最後、甘美な味に離れられなくなった。


「んんっ……、んーー!んっ………!」


あと少しと夢中でむさぼっている途中、舞が俺の胸を叩いてきた。

今度こそ信頼関係は根っこから瓦解しただろう。口づけを終えたら、拒否の言葉が待ち受けている。

それは戦場に立つよりも、敵に四方を囲われるよりも恐ろしことだった。

恐怖の瞬間を少しでも先延ばししたくて、舞の後頭部に手を回して口づけを深めた。


「ふ…!んっ……ん……」


抵抗がさらに酷くなるかと思えば、意外にも舞の抵抗は無となり、くたりと身体を預けてきた。

どういうことかと薄目で確認すれば、舞の瞼は従順に閉じられ、長いまつ毛がしっとりと下瞼に落ちている。


(まさか嫌じゃないのか?
 男達に襲われた後で、何故……)


恐る恐る唇を離してみたが、舞の口から洩れたのは拒否や怒りの言葉ではなく、小さな吐息だけだった。

ならばと愚かな欲望が調子づいた。

先程から視界に入って、どうしても触れたかった部分に手を伸ばす。
勝手にふれていいのか葛藤しながら、丸みのある膨らみを包み込んだ。


「ん………はぁ…」


乳房の柔らかさに感じ入る前に、舞の反応の良さに心拍があがる。

舞のそれは俺の手に合わせたかのようにしっくりとくる大きさだ。この先の相性の良さを勝手に予感し、気が昂った。


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