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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第29章 ぬいと私~愛の告白は大声で~(謙信様:誕生祝SS2024)



兼続「舞に、この匂いが好きかと聞かれましたので、好きだと答えていただけです」


兼続さんはさっき渡した容器を謙信様の前に差し出した。


兼続『好きだな』

『良かった。私もすごく好きなんです』


ここだけ聞いていたら誤解してもおかしくない。

怒りを向けられたわけがわかって、慌てて私も謝った。


「誤解させるような会話をしてごめんなさい、謙信様……」

謙信「……兼続、暇を持て余しているようなら仕事をやる。
 ついてこい」

兼続「はい」

「そんな!兼続さんは十分忙しいのに…」


私の謝罪は無視され、フォローを入れようにも謙信様はさっさと歩いて行ってしまった。


「怒らせちゃった…」


廊下に1人取り残され、寂しい気持ちのまま自室へと戻った。


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