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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第2章 姫がいなくなった(政宗&蘭丸くん)


政宗「お前のおかげだよ、蘭丸。
 舞が俺のために先の世に戻ったって言うなら、俺だって、料理の腕を上げて待っていてやるよ。蘭丸は試食係な?じゃあ、俺は厨に行く。じゃあな」


政宗が手をひらひらと振り、大股で廊下を歩いていく。
蘭丸が見送る間に、歩きながら襷がけをして、料理をする気まんまんだ。


蘭丸「元気になって何よりだよ。舞様と『女子とーく』したのがこんな時に役に立つなんて……。早く戻ってきてよ、舞様。
 政宗様だけじゃなく俺も……待ってるからね」


蘭丸は小姓部屋に入り仕事を続け、政宗は厨で魚をさばき始めた。

姫が返ってくるのを信じて、二人は静かに日常へと戻った。


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