第28章 狐の化かし合い（光秀さん）(R-18)

「ん……ふ、ぁ、今度は、離さないで………っ、愛してます。
　意地悪なあなたしか、私、愛せそうにない、です」


この人に惹きよせられてしまったら平凡な男性では物足りない。

この人がいい、

この人しか愛せない。


光秀「ふっ、残念だが、っ、俺の方がもっと愛している」

「ちがっ、私の方が……んっ………っ！ぅ……っ！」


抗議の声は口づけで封じられ、体重をかけた本気の律動が始まった。
狙い定める場所を突かれ、抉られる。

舌を絡められ、吐息までも交換しあって快感は高まり、

2人の境界線がなくなったような幸せな一体感を得て、私は達した。


「ん、ん～～～～～～～～～！」


締め付けながら収縮するナカを、光秀様はぐっと眉を寄せて、ひと際早く腰を打ち付けてきた。


「や………うっ、イって………る……っ！」


蠢く肉をガンガンと突き上げられ、絶頂を迎えてはじけた快楽が急激に集まって、もう一度駆けあがろうとしている。


「はっ、あっ、あぁっ、光ひ、で、様………！
　どう……し、…んっ！ま、またっ、あっ……！」

光秀「例えあの方であろうと……お前を渡さないっ」


張り詰めていた欲がググっと膨張した。


「んっ、う……ぁぁ！！！
　あ、や、大き、……はっ、あっ、イ、くっ。
　光秀様っ、あっ、イっちゃうっ……！
　出してっ。あなたの、……お、くっ、欲しいっ………。
　ふっ、ぅ……あああ！！」


ビクンと跳ねた身体に光秀様の腕が回った。

しなやかな筋肉質の身体が私を覆うようにとじこめ、私は全身で光秀様を感じながら激しくイった。

抽送をやめた腰がぴったりと押し付けられ、


「あぁ……！」


いやらしい道を入り口から最奥まで、光秀様の硬い欲でみっちりと埋められた。


光秀「っ……く……！」


小さな呻きの後、杭が大きく脈動して熱い飛沫をビュッと放った。


「んっ！ぅ、光秀様……」


膣壁だけでなく、奥の口も、そしてその奥も、子種をどくどくと注がれる感覚に大きく収縮している。

ドロッとした体液が膣の収縮の力を借りて、至る所に広がっていく。


『信長様に渡したくない』


自分の心を隠すのが大得意な人が、独占欲をむき出しにして腰を押し付けてくる。

ビクビクと２度、３度、あとは感じ取れない小さい脈を内に感じながら悦に入る。