第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)
突き上げられる感覚が強烈すぎて、下りてきていると言われてもわからない。
光秀「舞っ……」
快感に顔をしかめて、光秀様が汗で滑った足を抱えなおした。
挿いりこむ角度が変わって、自分のものとは思えない嬌声があがった。
「んっあぁ!」
ヌチュヌチュと音を立てる場所に急激に熱が集約される。
山の頂に押し上げられるような感覚がして、光秀様の腕に手を絡めた。
熱で潤む視界に目を閉じると、律動に合わせて閃光がチカチカと走る。
「ふぁ……!光秀様が、ほし、い!
あっ……もっ…!」
あの夜に抱いた卑猥な願いが蘇り、お腹の奥を疼かせる。
「光秀様っ、今夜は、ぁっ……、…っ」
腰が揺れる。
引いていく腰に押し付けるように、押し入ってくる腰には上下の壁がこすれるように。
光秀「っ、上手だ。もっと…っ、腰を振れっ……」
「はっ………うっ!……んっ」
甘さが混じった低い声が煽情的で、悦んだ私はいやらしく腰を振ってしまう。
「あっ、あんっ!だ、出して……!」
光秀「……!」
『お前はこれが欲しいと言うがこれは子の種だ。男のものを抜かず、女のナカにこれを出せば子ができる。
俺とお前はそういう仲じゃないだろう?だから決してお前にはやらない』
あの夜、光秀様は性の知識が全くなかった私にそう教えてくれて、お腹の上に全部吐き出していた。
限界まで張り詰めた欲が、方向づけする手の中で震え、力強く精を放つのを見ているとお腹の奥が疼いて仕方なかった。
足を掴む光秀様の手に力がこもった。
光秀「無論、子種は胎に出すっ!
それが……俺達の仲を、っ、明らかにする物証となる…!」
「んぁっ、ん、は、はい……!」
光秀「喘ぎながら返事をして…、可愛い小娘だ」
「ん」
甘い言葉の後、頬に口づけられた。
高みへの階段をのぼりはじめた私を上からたたき落とすように腰を落とされる。
激しい律動で膣に空気が入ったのかグプッグプッと音がたっている。
「っ!!んっ、あ……っ」
光秀「舞……ん……今度は離さない」
激しい律動のまま口づけされ、すぐに離れた。
吐息のかかる距離で熱く見つめ合っていると、熱を宿した琥珀に想いがこみ上がってくる。