第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)
頬を撫でてやると舞の首の動きは止まり、横を向いたままこちらに視線を流してきた。
本人にそのつもりはないだろうが男の心を吸い寄せる魅惑的な眼差しだ。
それを見ていると自然と口角が上がった。
光秀「……お前は美しく化けるな」
(ゆくりなくも媚薬がきっかけになってだが)
今夜、想い人に触れられたのが引き金となり、女に目覚めるに違いない。
「人を妖みたいに言わないでください」
唇を尖らせて不満を訴える舞に対し、言いようのない感情が胸に溜まっていく。
光秀「周りを惑わせて、ばたつかせれば良い。楽しいぞ?」
「周りを惑わせる??」
何のことだと舞が反芻している。
光秀「俺が簡単に答えると思うか?」
「思っていません…」
しかめ面をするとまだまだ幼いが、間違いなく小娘は綺麗に花咲くだろう。
(男を引き寄せる可憐な花に化けさせてやる。
この俺の手で…)
そんなものに化けさせたくないが、持って生まれたものはきっかけがあれば必ず外に出てくるものだ。
(ならばそのきっかけは俺がなろう)
(今にも花開こうとしているのだから誰よりも綺麗に咲かせるために…手を貸してやる)
「?ぅ、ひゃっ……!」
唐突に九兵衛の唾液を抹消したいと、理解できない行動に走った。おもむろに耳朶に舌を差し入れ、丹念に舐め上げていく。
胸を晒しそうになっている寝間着を一旦直し、布越しに柔らかい膨らみを揉みしだくと、舞がやっと唇を震わせて吐息を漏らした。
光秀「ここが物欲しそうだ」
「っ…!」
凝り固まった先端をつまみグリグリ弄ぶと、舞の細腰が切なげに揺れた。
すでに胎に溜まっていた熱にさらに淫らな刺激が加わって耐えられない様子だ。
光秀「お前のここはほぐしているのに一向に柔らかくならないな」
咎めるように胸の尖りを押しつぶし、そのまま乳房の柔らかな肉に指をめり込ませる。