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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第32章 私と恋愛する気ありますか?(謙信様)


「やっぱり私と恋愛する気になりました?」

謙信「……やはり井戸に漬け込むか」

「いえ、冗談です」


二色の瞳が優しく見つめてきて、私の鼓動がトクッと跳ねた。


謙信「そうであろうな。
 盆には伊勢の墓参りに行くつもりだ。舞も来るか?」

「行きますっ!可愛いお花を持っていきましょうね!
 私がアレンジしますよ」

謙信「あれんじ?」


私が『冗談です』と言えなくなった時、井戸に漬け込む以外の選択肢をくれるんじゃないか。

そんな予感がした夏の日だった。



END


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