第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)
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客間に悲鳴じみた声が響き、発した声が空に消える前に次の悲鳴が追いかけていく。
絶えなく続く快楽と、どうしても満たされない疼きが、声の持ち主に苦痛をもたらしていた。
「んっ、う、また……ああっ!」
舞が布団の上でなまめかしく体をくねらせ、盛大に果てた。
絶頂に押し上げられるとしばらく降りてこられず、いつまでも身体を震わせている。
(薬が抜けるまで耐えられるか?)
華奢な身体を支配しているのはあまりに容赦ない…悪辣な媚薬だ。もう既に何度も高みに上らせているが、薬は一向に消えない。
このままでは舞の精神と肉体が傷つきはしまいか心配だったが、俺にできるのは快楽を与え続けることだけだった。
光秀「上手に感じられていますね。
何度でも気持ち良くなってください」
毒された身体は小さな刺激を強烈な刺激に変換し、昂りをみせた。
未通の道から流れる蜜は一向に止まらない。
くちゅっ、くちゅん
舞が達した後も余韻を味合わせるために指は緩く動かしたままだ。
ぬかるみを慰め続けた指の皮膚は、湯に浸したようにふやけている。
「あ……あ……っ!」
濡れた花の上部の赤いシコリを指でくすぐると、舞の表情が苦しげに歪んだ。
「あ、あぁっ、三成様っ、ぁ、やめ、て、また、イ、クっ!!ああっ!!」
舞はビクビクッと身体を震わせた後、力なく横たわった。
慰めに白く眩しい首筋に口づけしてやると、目尻からこぼれた涙が浮かんでいた汗と混ざり、滲むように肌に溶けた。
光秀「少しは落ち着いてきましたか?」
「ん…まだ……」
舞が太ももを擦り合わせて熱い息を吐いている。