第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)
(足りないか。指で終わらせてやりたいんだがな)
光秀「指でお慰めすることはできますが、これ以上はあなたが正気に戻ってからにいたしましょう。
私との夜を忘れられては悲しいですから」
「や、で、でも、指じゃ、足りな、いっ!苦しい、です。
お願い、こっちもっ」
かたく閉じられた目は終始涙を零し、それが快感からくるものか、苦しみからくるものか…。
また蜜をこぼす場所に指を誘(いざな)われ、指先に濡れた肉がグチュリとあたった。
「あぁ!こ、こ……さわ、てぇっ」
柔らかく蕩けたそこは、指を欲しがるようにヒクついていた。花芽でイクことさえ知らなかった女に、淫らな感覚を覚えさせてしまった。
(溶けきっているが、この先は閉じているのだろうな)
「三成様、お願いですっ!私には今夜…しか、ないのでしょう…はぁっ。
わかって…ますから、後から、なにも言いませんから……!」
花芽で絶頂しても無駄とまではいかないが、慰めの力は微々たるもののようだ。
欲望を御しきれず、苦悶の表情で悶えている。
正気を失った女にこれ以上したくないのだが、今の舞に良識は通じない。
(もう一段すすむか)
光秀「わかりました。では失礼しますでね。
痛かったらすぐにおっしゃってください」
「う、ん、ぁ、やっ!それ、ダメ、ぁ、あっ!ああ!!」
いささか強めの力加減で花芽を弄び、ひと思いに絶頂に押しあげてやる。
それに合わせて指の先をツプリと潜り込ませると、侵入を感じた細い身体は強張った。