第1章 日ノ本一の…(上杉謙信)(R-18)
「そんなつもりじゃ…。だって謙信様、いつもゆっくり動いて……苦しそうなお顔をしているから…」
動きたいのに動けずにいるのかもしれないと毎晩思っていた。
謙信様は私を気遣うあまりに、一度も…最後まで達していない。
それが凄く申し訳なかった。
謙信「静華の具合が良すぎて暴れたくなるのを抑えているからな…」
(やっぱり……)
謙信「だがお前が慣れるまではそれで良い。
片方が快楽を得る代わりに、片方が苦痛に耐えるというのはおかしい。そういう男が多いだろうが俺は好かん」
「私が気持ち良く感じるまで待ってくださるつもりなのですか?」
謙信「そうだ」
迷いのない返事に、身に余る優しさに目頭が熱くなった。
「家臣の方達にはめちゃくちゃ怖いくせに私には優しいなんてずるいです…」
謙信「ふっ、そうか?」
「はい…」
謙信「愛しい女には俺の持ち得る全てで甘やかしてやりたいのでな…」
話を終わらせるように唇を塞がれ、傷ついてヒリつくそこに指先を当てられた。
「ん……、は………ぁ」
長い指が一本、秘肉を割って入ってきた。
入口はビリビリと痛むけれど、ナカに入ってしまえば幾分痛みは和らぐ。
入れられる時と抜かれる時がとても痛い。
膣壁を指でグニグニと押され、違う指で花芽をクリクリと捏ねられる。
「あぁ……謙信様………」
ナカを弄られるのはまだ変な感じがする。初めての時のような強烈な異物感は感じなくなってきたけど、それでも快感とは程遠い。
(慣れると快楽を得られるというけれど、本当かしら)
そんな私も花芽を刺激されると簡単に快楽を得られた。
長い指が複雑に動き、花芽を優しく愛でてくれる。
「んんっ……はぁ」
ジンとした感覚にお腹の奥がきゅっと悦んだ。身もだえしているとクチュクチュと蜜口から水音が聞こえてくる。
謙信「気持ちいいか?」
「っ、は、い……」
謙信「指1本で悦ぶとは可愛いやつだ」
空いている手の甲で頬を撫でられた。そんな些細な動作や眼差しで愛されている実感が湧く。