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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)


謙信「………はっ………」


苦しそうな吐息が耳にかかって、身体がびくっと反応した。


謙信「舞……」


切なそうに名前を呼び、謙信様が私の首に顔を埋めた。

いつの間に腰から背中に移動していた手が、煽るような撫で方で這い回る。


「んっ……」


謙信様の理性が勝つと手は止まって、数秒立つとまた動き出す。

手が動き出すと唇も動き、首筋を甘噛みしてくる。

私のお尻を掴んだ手が、不自然に離されては遠慮がちに撫でてくる。

謙信様の激しい葛藤が伝わってくるようだった。


謙信「はぁっ……っ、だめだ、気が触れそうだ。
 口でしてくれ……」


薬の効果は束の間の休憩も与えず生殖器官を高ぶらせ、強制的に絶頂へと導こうとしている。

先端からこぼれた液体がたらたらと下に伝い落ちている。

謙信様は私の手を待っていられず、自ら掴んで擦りあげ、もどかしげに腰を揺らしている。


「あ、あの……」


戸惑いの声をあげると、切実さを滲ませた謙信様が見つめてくる。

淫靡な雰囲気に自分の口さえ満足に動かせなくなった。


「く、口で……」


(口でいいんですか?て、聞けないっ!)


恥ずかしさで口を噤んだ時、不意に抱き締められてそのまま押し倒された。

軽い衝撃を受けて寝転んだのは畳の上で、私は謙信様に手首を掴まれて動きを封じられた。


謙信「今……何と言おうとした?」


険しい顔つきで問い詰められた。

ギラギラと光る目が猛獣のように鋭く、今にも食い殺されそうだ。


(こ……わい)


もて余す熱を発散できない苛立ちが、殺気と同じ鋭さで襲い掛かってきた。


「謙信様………?……ふ…」

謙信「っ、怒っているわけではない。すまない、泣くな」


委縮した私に瞬時に気が付き、謙信様は慌てたように目元を拭ってくれた。


「ん……んん!?やめ、………アハハ!
 フフ、や、くすぐったい、です」


手で拭ってくれれば良いのに、謙信様は涙を舌で舐めてくれた。


(村正みたいっ!)


幸村をも押し倒す大きな山犬を思い出し、声をあげて笑ったら部屋の空気が途端に和んだ。


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