第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)
(割り切った関係なのに……)
何度も背を撫でられるうちに身体の力が抜けて、ダメだと思うのに謙信様に寄りかかってしまった。
当然のように支えてくれる腕は汗で濡れていて、凄く大事にされていると思い違いしそうだ。
謙信「もう一口飲むか?」
「ぷはっ、もう大丈夫です!謙信様も飲んでください。
薬を抜くには水を飲んだ方が良いのでしょう?」
謙信「そうだな、では頼む」
謙信様は挑発的に笑って水差しを寄こした。
「ん?」
反射的に受け取ってしまった水差しに目が点になる。
(私が水を飲んでくださいって言って、謙信様が頼むってこれを渡してきて…)
「っ!?まさか私に飲ませろってことですかっ!?」
謙信「何を驚いている。一度したのだから平気だろう?」
謙信様は汗ばんだ髪を後ろにかきあげ、そんな些細な動作がおそろしく格好良かった。
「されるのとするのとじゃ、ちょっと…。
恥ずかしいのでご勘弁ください」
水差しを持ったまま小さく唸っていると、謙信様は艶やかな笑みを浮かべて長い指で唇をひと撫でしてきた。
謙信「俺の精を飲んでおいて水が恥ずかしいだと?」
「う」
唇を離れた指が顎先をくすぐった。
謙信様の唇は吊り上がり、とても楽しそうだ。
謙信「しかも一度でなく何度も飲んで…」
「わわわっ!言わないでください。その……少しは楽になりましたか?」
顔をそらして話題を変えると、謙信様は仕方ないと水差しに口をつけて水を飲んだ。
汗ばんだ首と喉仏が露わになって、そこから色気が漂う。
(私を困らせて笑ってるってことは、さっきより…良くなったよね?)
謙信様は口を拭うと、水差しを置いて私の腰に両手を回した。
謙信「楽になったと思ったが、まだのようだ。
少し間が空いただけで元通りだ」
元通りと言われて下を見ると、男根がはち切れそうに膨らんでいる。