第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)
我を失いかけている謙信様は、それはもう煽情的だったけれど、媚薬がもたらした一時の姿だ。
近寄りがたい気品と気高さを持った謙信様に会いたいと胸が焦がれた。
(いつもの姿に戻ってください、謙信様)
「ん……っ」
硬い欲を口奥まで招き、濡れた膣壁がそうするように頬の内側で柔らかく締め上げた。
謙信「っ、舞………」
(楽になって……)
苦しんでいる人を助けたい一心でチュゥと口全体で吸い上げると、謙信様の先っぽが大きく膨れ上がった。
謙信「………っ!……出…る…っ!」
「んっ!」
狭い喉奥に勢いよく白濁が噴出されて、感じるだろう不味さにぎゅっと目を瞑った。
ところが、舌に感じたのはまろやかな甘さだった。
(美味しい……)
特有の匂いも味もない。
脈打って吐き出される白濁を胃に収めるとと、カクテルを飲んだかのように胃が熱くなった。
胃の熱さに疑問を覚えることもなく、夢中になって飲み下した。
謙信「……っ……」
謙信様が腰を揺らし、腰があがったタイミングでトクンと体液を吐いている。
(口でイカせられて…良かった)
自分がイッたわけでもないのに、聞こえてくる謙信様の荒い息や、口いっぱいに広がる味、手の内でびくびくと震えている硬い欲が、私の情欲を煽る。
「ん………」
口を離した途端、硬いままのそれはブルンと弾んで逃げていった。
謙信「飲んだのか?」
「はい」
謙信様は吐き出すと思っていたのだろう、少し焦った顔をして心配している。
ハアハアと荒い呼吸を繰り返しているものの理性が垣間見えている。
少し楽になったみたいだ。
(ここで美味しかったなんて言ったら、淫乱だと思われるよね)
明日には城主と居候の関係に戻るんだから、淫乱女のレッテルを貼られたくない。
謙信様のことだから他言はしないだろうけど、そう思われること事態、遠慮したい。