第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)
「すみません…すぐ気持ち良くしますね」
そうっと肉竿を握った。
謙信「っ」
衰えはなく、握る手を弾むように押し返してくる。
謙信「っ…………舞っ……」
「待ってください。すぐに……」
身じろいで訴えかけてくる謙信様に余裕は一切ない。
エロイとか、立派だとか、そんな感動で手を止めている雰囲気じゃなかった。
白濁まみれの男根を、最初はゆっくり、だんだんとスピードを速めて扱いていく。
謙信「くっ………っ………!!」
快感を緩やかに高められて謙信様は顔を逸らし、伸ばしていた長い足に力がこめている。
「嫌だったら言ってください。あまり上手ではありませんので」
頼まれてすることはあっても自ら進んでしたことはない口での行為。
雄の匂いに誘われて、手始めにペロンと一舐めした。
謙信「っ………!」
男根は精液まみれで、過去の経験でその味を知っていた私は密かに驚いた。
(苦くない……?)
過去に味わった時は生臭いような、表現し難い…とにかく美味しくなかった。
ところが謙信様のものは苦いどころか甘かった。
体液特有の塩気もあるけれど、桃のようにまろやかでトロっとした甘みがある。
(なんで?でもこれなら、いっぱいしてあげられる)
確かめるためにもう一度舐めると謙信様が悩ましげに息を入った。
味覚は変わらない甘さを伝えてくる。
(人の体液が甘いなんて不思議)
この時に甘さの正体を深く考えていたなら、この後の展開はまた違ったものになったかもしれない。
けれどこの時の私は、体液の甘さはむしろありがたいと、何の不審も感じずに先を続けた。
乱れ狂うとも知らずに……。