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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)


謙信「……………ぅ!」


(も、駄目だ。これ以上、無視できないよ…!)


私を呼ぶ声を限界まで無視し続け、良心が痛んで仕方ない。


(取り返しのつかないことっていうのは、私と謙信様の関係性が変わることじゃない)


潜り込んでいた布団をはねのけて、部屋を仕切る襖の前に立った。

『慰める』ことの意味を改めて考え、迷いながらも襖に手を伸ばす。



謙信様が薬で気が狂ってしまう方が、

助けを呼んでも来なかったと心に傷を負うことの方が、

……取り返しのつかないことだ。


迷いを振り払って、部屋を隔てていた仕切りを開け放った。


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