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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第24章 戦国時代の付き合い方(慶次)(R18)


慶次「お前が俺のもんだって見せつけとかなきゃな」

「ちょ、わ、えぇ……」


この歳でまさか『たかいたかい』の経験ができるとは思わなかった。
慶次は軽々と私を持ち上げて笑っている。


慶次「どうだ?涙も止まったろう」


慶次は腕を伸ばし、私を高い位置でキープしている。
どれだけ力があるのかと、力強い腕にドキドキした。


「う、うん、止まったよ、ありがとう。ちょっと恥ずかしいけど…」


慶次は私の表情を目に焼き付けるように見つめて、小さく微笑んだ。


慶次「武功をあげて、かつ、さっさと終わらせて帰ってくる。
 舞、その時は…全部くれよ」


灼熱を宿した目に射抜かれる。

私はどうしようもない恥ずかしさで涙目になりながら、こくんと頷いた。


慶次「上等だ、こりゃあ、さっさと出発しなくちゃなっ」

秀吉「ここに居る一同、慶次を待っているんだぞ。早く馬に乗れ!」

慶次「へいへい、じゃあな、舞、いってくる」

「うん、いってらっしゃい!」


馬が一斉に動き出し、地面を震わせた。

舞い上がった砂埃で個々の姿を追うのは難しくなり、私は慶次の無事を祈って胸の前で手を組んだ。


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