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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第21章 姫は間諜?(隠語・難易度1)


政宗「その真っ赤な顔を鏡で見てから言うんだな。
 お前の夫候補は信長様から光秀に変更か?」

「はっ!!!!??私の中で信長様は絶対王者です!っていうか、今年ももう終わるのに、『萌えおさめ』が光秀さんなんて悔しい!
 帰ったら信長様に萌えさせてもらおうっと」

政宗「どうやって萌えさせてもらうんだよ」

「簡単だよ!信長様だと、一緒に居るだけで萌えちゃうもの。
 あの低い声で『ここに座れ』って命令されると服従心を刺激されるっていうの?たまんなくてさぁ」

思い出すと身体が熱くなってきて、熱い頬を冷たい手で冷やした。
政宗がそんな私を生ぬるい目で見ている。


政宗「はいはい、ご馳走様」

「あー?今、聞き流したでしょう?」

政宗「してねえよ。早く行ってこい。
 それとも俺も『おはようおかえり』って言った方がいいか?」

「あ、なんか、ぱっちもんくさい」


私にシシっと笑われて、政宗は笑みを濃くした。


政宗「あ?なんか言ったか。
 明日、もち米と一緒に餅にして食っちまうぞ」

「え、やだ。殺人事件反対!じゃあね、いってきまーす!」



師走の安土を騒がせた舞の疑惑は、信長と思いが通じ合うというご褒美つきで一件落着となった…が、


「ねえ、もう一回!」
「お願い」
「よ、大将、待ってました!」


と、光秀の周りをうろついて何かをせがむ舞が居たとか居ないとか…。


END


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