• テキストサイズ

☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第21章 姫は間諜?(隠語・難易度1)


ズンズンと廊下を歩く足音だけで誰が来たかわかる。


慶次「なーに、男三人でコソコソやってんだ?」

家康「別に…。大晦日の宴の打ち合わせをね」


家康がちらりと視線を送ると、秀吉は首を小さく横に振った。
この件に関して慶次は何も知らないという意味だ。


慶次「その割と暗い顔だったがなぁ?」

家康「別に。いつもこういう顔なんで」


舞に内通者の容疑がかかっている。それも疑惑は深まるばかり。
家康はそれを知ったばかりで頭の整理が出来ず、素っ気なさに拍車がかかった。

慶次は一瞬何か探るような目をしたが、3人は気づかずに大広間に戻っていった。
3人の後ろ姿を見送る慶次の顔には、いつもの笑顔はない。


慶次「ったく、もう少しで新しい年が来るってのに何を悩んでんだか。
 ちょいとばかし首つっこんでみるか」


そう言って、慶次もまた三人の後ろをついて広間に戻っていった。


/ 1022ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp