第20章 空からサンタが降ってきた(謙信様)
舞「そういえば明け方、厨にお水を貰いに行ったら女中さん達に交じって謙信様が居たんですよ。
いつもあんなに早いんですか?」
「夜明けとともにって感じかな。だけどそれは鍛錬のためだと思うから、厨に居たっていうのは謎だけど。何してたんだろう」
舞「かまどの前に立ってすごく真剣な顔をしていたので、お腹がすいているのかなと思ったんですけど…」
「お腹がすきすぎて自ら作りに行ったとか??
んん…、そういうイメージ無いなあ」
舞「ですよね。空腹も修行のうちだとか言いそうですものね」
謎だったけど頃合いだったので舞ちゃんに声をかけた。
「あとで謙信様に聞いてみるね。さて舞ちゃん、そろそろ行こうか?」
舞「そうですね、丁度二人もいい感じに酔ってきた頃ですし」
「よーし、変身タイム♬」
舞「わわっ!!ここで脱ぐんですか?ダメダメ、お部屋でやらないと!」
「着物の下に仕込んであるからいいかなと思ったんだけど」
舞「駄目ですよ。信玄様達に丸見えです!ネタバレしちゃうじゃないですか!!」
「それもそうだ!じゃあ、行こう!!」