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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第20章 空からサンタが降ってきた(謙信様)


「女がお嫌でしたら、サンタは性別がないとでも思ってください。
 廊下でも玄関でもどこでも寝ますから、どうかお傍に居させてください」

謙信「っ、そのような場所で寝る女がいるか!」

「あ、女性として見てくれてるんですね。嬉しいです♪」

謙信「………」


その後も粘り強く説得を続け、やっと謙信様が折れてくれた。


謙信「仕方ない。奇跡の化身をないがしろにすれば家臣の士気に関わる。
 お前を春日山に連れて行こう。ただし待遇に期待するなよ」

「ありがとうございます!謙信様!
 そうだ、名乗っていなかったですよね。舞と申します。どうぞよろしくお願いします」

謙信「お前の名はサンタではないのか」

「サンタは仕事用の名前で、本名は舞です」

謙信「舞…」

「け、謙信様に名前を呼ばれちゃった。このまま死んでもイイ……」

謙信「……」

佐助「兼続さんの心の中を覗いたら、あんな感じだろうなって気がするな」

幸村「あ?別行動している間に変なのが増えたな?」

佐助「変なのじゃない。彼女は伝説上の生き物だ(ってことにしておいた)。
 きっとこれから良いことがある」

幸村「伝説?なんだそれ」


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