• テキストサイズ

☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第19章 蘭丸君とメリークリスマス(2022年)


「ううん、蘭丸君には負けるよ。
 顔立ちがすごく良いから役者さんとか、踊りながら歌う歌手になれそうだよ?人当たりも良いから人気でそうだね!
 そうなったら私が付き人になりたいなぁ」

蘭丸「舞様が付き人!?俺の?
 だめだめ!そんなことさせられないよ!

「えー、そんなに拒否られると傷つくな。さっきは大好きって言ってくれたのに」


わざとらしく泣き真似をすると、蘭丸君が目を丸くしたのちに、大爆笑した。


蘭丸「ハハ!良かった舞様が元気になって。
 大好きだから付き人なんてさせられないんだよ。第一、俺、小姓だよ?
 人の世話も自分の世話もちゃんとできる」

「はっ!そうだよね。蘭丸君はスペシャリストだった」

蘭丸「すぺしゃりすとって何?」

「その道の達人のことだよ」


信長様の小姓なんて、現代で言うと秘書とSPの仕事を両方兼ね備えた、超エリートだ。
そんな人の付き人なんて、きっと役にたたなさそう…。


蘭丸「俺は誰かについて歩く方が好きだから舞様に付き人になられたら、困っちゃうよ。
 守ってあげなくちゃいけないのは舞様だしね!
 そうだ!この世の人じゃないって秘密を聞いちゃったんだから、どうせなら舞様が住んでいたところの話を聞かせてよ。なんでも良いからさ♪」

「ん?そうだなぁ…」


現代の知識で当たり障りない話……少し迷ったけれど、うってつけのネタが思い浮かんだ。


「そうそう、師走の24日はクリスマスイブって、家族や友達と過ごす日なの」

蘭丸「師走の24日って、今日のこと?」


/ 1022ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp