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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第17章 あなたの愛に完敗(光秀さん)(R18)


「時々中身が変わりますので楽しみにしてください。
 もう過ぎてしまいましたが、お誕生日おめでとうございます!
 明日はいっぱいお祝いさせてくださいね。光秀さんがいつ帰ってきても良いように準備してあるんです!」

光秀「ありがとう。舞。
 だが部屋に帰ってあれを見たら花を愛でる前に舞に会いたくなる…。今夜のように」


低く落とされた声にハッとして見れば、光秀さんは目もくらむような笑みを浮かべている。
離れている間に少し痩せたみたいだけど私に会えて嬉しそうにしている。


「いつでも大歓迎ですよ、光秀さんなら!」


大きな身体をギュッと抱きしめたら、やっぱり少し痩せている。
任務がきつかったのかもしれないと背中をさすってあげた。


「明日はいっっっぱいご飯食べましょうね。
 朝昼晩、私が作るので残しちゃ駄目ですよ!次の任務までに光秀さんが太鼓っ腹になるまで食べさせますからね」

光秀「手の込んだものはいい。料理より舞とともに居る時間の方が重要だからな」

「嬉しいですけど、光秀さんに栄養をたくさん摂ってもらうのも重要です!」

光秀「精をつけて舞を満足させろということか?
 二人居れば良いのにと言っていたが、まだその願望は消えていないのか?」

「だ・か・ら!そこまで考えていませんっ!
 何でもかんでもふしだらな方にもっていかないでください!」


同行できる任務はほとんどないから、私は『おかえりなさい』と迎えてあげることしかできない。

でも安心して帰る場所がある。そこに行けば穏やかに過ごせる場所があるというのは、ことのほか人間にとって精神的な支えだ。

光秀さんが帰ってきた時、私が寝てしまっていることもあるだろうから、私の代わりにハーバリウムのお花が『おかえりなさい』と迎えてくれることを願った。


光秀「そうツンツン怒るな。
 誕生日の贈り物を貰っておいてなんだが、今すぐ舞が欲しいと言ったら更に怒るか?」


腰と背に回った腕に力が籠る。
その腕は熱く、光秀さんの欲を伝えてくる。

言い方がずるいというか、私が怒らないとわかっているくせに聞いてくる。


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