第17章 あなたの愛に完敗(光秀さん)(R18)
「し、仕方ないなぁ」
嬉しさを隠しても口元がゆるゆるだ。
光秀「ふっ、では仕方なく相手してもらうなら、頑張って満足させてやらねばな。
明日の朝餉と昼餉を作るのは無理だろうから夕餉を期待してやる」
「え、やっぱり仕方なくないです!
そんなに頑張らなくても良いっ……んん!」
畳に押し倒されて目を丸くする。
「布団に行きたいですっ」
光秀「俺はさっき『今すぐ』と言っただろう?」
「布団なんてすぐです!10歩で行けるじゃないですかっ」
光秀「今の俺には千里の道だ」
「え……」
色っぽい唇がニヤリと吊り上がり、琥珀の瞳は熱を露わに見つめてくる。
欲に濡れた光秀さんは嫌になるくらい格好良い。
頭のどこかで白旗が上がり、私は光秀さんに身を任せた。
END