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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第1章 日ノ本一の…(上杉謙信)(R-18)


謙信「そうなのか?」

「……滅相も…ございません」


すぐ隣に座っているので、謙信様が近い。
そんな間近で見られたら嘘なんてすぐにばれてしまいそうだ。


幸村「ははっ、尚文、そんな情けない顔して謝る必要なんてないぞ。謙信様は遠慮深いやつより、どっちかというと図々しいくらいが好きだからな。
 俺と佐助を見ればわかるだろ?」

「はい、それはわかりますが…」


(私のような者にそれはできない話だ)


ちゃんとわきまえないと、私の非礼は兄上の非礼に繋がる。


佐助「なんとなく尚文さんは兼続さんと雰囲気が似ているな」

「兼続様…ですか?」

佐助「謙信様至上主義なところとか、服装がきっちりしすぎるくらいきっちりしてるところとか…。今日だって軽装だけど、ほとんど肌が見えない」

幸村「そう言われればそうだな。暑かったら脱いでいいからな?」

「はい」


私が無意識に着物の袷を掴んだのを、謙信様は静かに見ていた。


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