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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第14章 9月の夏休み!(謙信様&光秀さん)


謙信「俺は二人が良い」

「駄目ですよ、光秀さんも一緒です。いつワームホールが開くかわからないんですから。
 こちらに居る間は敵味方関係なく、協力して過ごしましょうね」

謙信「もっともだな…。努力しよう」

「ふふ、ありがとうございます。謙信様。
 光秀さんも、ここに居る間は武将はお休みですよ」


隣の試着室で話を聞いていた光秀さんにも釘を刺す。


光秀「わかった。だが俺も二人が良かったな」

「もう!謙信様も光秀さんもそんなこと言うなら置いて行っちゃいますよ?
 私が抜ければ『二人』でしょう?」


二人の目が同時に大きく見開かれた。


「あはは、嘘です。さあ、さっきの服に着替えてください。
 着物は持ち帰りますので、お手数ですけど畳んでもらえますか?
 私はその間、自分の服を選んできます」


いつも揶揄われて、困らされての二人を驚かせることに成功し、ニヤニヤがとまらない。

それになんだかんだと『二人が良かった』なんて嘘でも言ってくれて、嬉しかった。

渋い顔をしている二人を残し、レディースコーナーに向かった。


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