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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第13章 姫がいなくなった(信長様)(後編)


――――

四半刻も経たないうちに秀吉達が騒々しく現れ、俺達の仲を祝うと花見の宴が開かれた。

二人きりの逢瀬が大宴会になり舞は最初戸惑いを見せていたが、そのうち照れくさそうに酒を飲み始めた。


「昼間からお酒……罪悪感が…」

家康「気にしない。あんたと信長様を祝う宴なんだから」

光秀「おや、このあたりは悪い虫が居るようだな」

「っ」

秀吉「虫!?舞、刺されたのか?見せてみろ」

「ち、違うよ」

三成「おや、信長様も刺されておいでですね」

家康「…おい……」

政宗「あ?ふっ、そうだな。信長様を刺したのは随分と恥じらいがある虫だったみたいだな」

慶次「へぇ、あんたが噂の姫さんか。信長様に痕をつけるなんて、やるじゃねぇか!」

秀吉「っ!?」

「わわわ…えーと、えーと…」

信長「そのくらいにしておけ。舞、宴の主役は貴様だ。酌は良いから俺の隣に座っていろ」

「はい…」


真っ赤になった舞が隣に座る。


慶次「似合いの二人だな!」


すかさず慶次が酒を注ぎに来た。


家康「ちょっと…慶次は舞と初対面なんでしょ。そんなに馴れ馴れしくしたら舞が困るでしょ」

「全然平気だよっ。よろしくね、慶次さん」


徳利を持ち、慶次に酒を注いでいる。


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