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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第1章 日ノ本一の…(上杉謙信)(R-18)


―――二刻後


「はぁはぁ…さ、佐助殿……申し訳ありませんが、足の感覚がなくなってきたのでそろそろ休憩をいただけませんか?」

佐助「そうですね。尚文さんがトレーニングについてきてくれるので、つい熱がはいってしまいました」

「軟弱で申し訳ない」


そう言いながら木の根元に腰を下ろした。
体力は底をつき、身体中の水分が出たのではないかと心配になるくらい汗をかいた。

今までこんなになるまで身体を動かしたことはなかった。


(あちこち身体が痛いけど爽快だわ…)


そよそよと吹く風が、熱くなった肌に気持ちがいい。


佐助「俺のハードコースに初日からついてこられるなんて、全然軟弱じゃないですよ、尚文さん」


私が休んでいる間に佐助殿は川から水を汲んできてくれて、竹筒を差し出してくれた。


「ありがとうございます、ふふ、お付き合いくださってありがとうございます。佐助殿はお優しい方ですね」


笑いかけると佐助殿が一瞬目を瞬かせた。


「ん?どうしましたか?」

佐助「いえ…尚文さんが綺麗なのは知っていましたが、今の笑顔は反則級でした。本当に綺麗な人だな」

「えっ!?」


両手で頬を押さえた。


(疲れすぎて、無防備な顔で笑っちゃったかも!?)


佐助殿は落ち着いた動作で私の横に座って水を飲んでいる。


佐助「大丈夫。俺は男色の趣味はないから」

「…っ、私もですっ!」

?「やっぱり、まーだやっていたのかよ。よくやるよな」


呆れ混じりの声が聞こえて振り向くと、そこには幸村様と……


「け、謙信様っ!?」


城で政務を行っているはずの謙信様が立っていた。


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