第11章 聖なる夜は騒がしく(謙信様)(R-18)
「ああっ、や、それ、だめっ…………!
またっ…い、や、あぁ!」
ビクン!と舞の身体が跳ねた。
謙信「……はっ……っ!」
……ドクッ……!びゅっ!
終わりかけて勢いを弱めていた男根が、いつかのように再び子種を大量に吐いた。
愛する女を征服したいと、ただそれだけの欲望に支配された。
「あ……あぁ……けん、し、ん様……!」
濡れた壁に男根を絞られ、自力では吐き出せない量の白濁を注いだ。
……びゅうっ…、…びゅっ……!
謙信「くっ!……ぅ……舞っ!」
蜜壺の最奥に先端を押し付ける。
長い吐精は男根が溶けてしまいそうなほど熱く気持ちが良かった。
謙信「舞っ……」
「はぁ、はっ……け、んしん様……」
互いに続けて達し、深い快感の中で抱きしめ合った。
はあはあと荒い息が二人分部屋に響く。
身体の奥で感じる脈動も、合わさった胸から響く心音も重なり合っている。
目を瞑りそれを感じていると、不思議な予感がした。
(今夜……なのかもしれない…)
ふとそんな気がした。
薄く開けた視界に愛しい舞が映った。
乱れた呼吸は寒い部屋では白く曇り、汗で濡れた肌からは白く湯気が上がっている。
極寒の部屋で交わし合う想い。
交じり合った想いが小さな命になるのは……今夜のような気がした。
謙信「舞……」
確証もないのに胸に迫って来るものがあり、舞に抱きついた。
「謙信様?…ふふ、どうしたんですか?」
よしよしと頭を撫でられた。
謙信「もっと舞を愛したい……いいか?」
(愛して、愛し合って……舞との子が欲しい……)
柔らかくなっていた男根が芯を持ち始めた。
「あ……ん!お仕置き……ですか?」
謙信「…そう思っていろ」
「?」
今夜、子ができる気がするなどと今は言えるはずもない。
(仕置きだと思って散々抱かれろ。もしこの予感が的中した時には教えてやろう)