第11章 聖なる夜は騒がしく(謙信様)(R-18)
「意地悪……」
胸がふるんと揺れて男を誘う。先端に吸い付きたい欲望を押さえるため、胸の谷間に顔を埋めた。
謙信「数えられなかった舞が悪いのだろう?」
「だって…そんな、恥ずかしいこと…」
自分の羞恥心のために、俺に我慢を強いていることに気付いていない。
(可愛いものだな…)
柔い胸に挟まれて、小さく笑う。
謙信「これからもっと恥ずかしいことをするつもりだが?」
「う………」
謙信「足を広げ、俺を受け入れて喘ぐのと……どっちが恥ずかしい?」
羞恥心を煽ってやると、舞はみるみる目を潤ませた。
「どっちも恥ずかしいです…」
謙信「ふっ、ずるい答え方だな」
じらしている間にも男根には血が巡り、完全に起ち上がった。
舞の肌に触れ、味わえば、必然だ。
まだ舞の中心をほぐしていないのに、ナカに入りたいと昂(たかぶ)っている。
「謙信様?もしかして……」
俺の様子に気が付いた舞の手が、そろそろと男根を掴んだ。
謙信「っ」
「あ、こんなになってる…」
嬉しそうに舞は手を上下させた。
「私に触れて……こうなったのですか?」
謙信「当たり前、だろう?」
夜抱いても、次の日になればまた抱きたいと思う愛しい女に触れて、平静でいられるはずがない。
「嬉しいです」
舞は顔を赤らめて、上下に擦る手を早めていく。
謙信「はっ…」
腹の底の熱が蠢くと、男根の管を粘る先走りがゆっくりと上がってきて先端にぷくりと粒を作った。
が、粒となっていたのは一瞬で、後から分泌されたものに追いやられて、こぼれた。
謙信「はっ、舞の手が汚れる」
やめさせようとしたが舞の手は離れず、より強く握られてしまった。
俺を気持ちよくさせたいと熱心だった舞は、すっかり力加減を覚え、絶妙な力で握り、扱いてくる。
謙信「それ以上すると…はぁ、お前のナカに入りたくなる」
まだ準備をしていない場所に、根元まで埋め込んでしまいたい。