第11章 聖なる夜は騒がしく(謙信様)(R-18)
張りのある胸は、舐めなくとも自然な艶を放っている。
唾液で濡らすのが惜しいと感じる美しさに目を細めた。
謙信「何度見ても綺麗だ…」
「やっ、あんまり……見ないでください」
謙信「ふっ、それは聞いてやれないな」
たまらず乳房に吸い付くと赤い花が咲いた。
チュ……チュウ……チュ…
左右の胸に満遍なく花を散らしていく。
「こんなに濃くつけたら、なかなか取れないんですよ」
舞が胸に咲いている花を困った顔で見ている。
謙信「わざと濃くしている。所有の証だ」
口を尖らせて肌を吸うと、また1つ花が増えた。
「私の気持ち的にはもうずっと前から所有されてますけど……」
謙信「舞が俺のものだというのは間違いないが、それでも痕をつけたくなるものだ」
(お前の周りには男が多いから猶更だ)
腕を上げさせ、皮膚の柔らかい腕の内側に吸い付く。
「……っ」
舞が唇を噛んで声を抑えている。
(今夜は龍輝も結鈴も深く眠っているだろうに)
声を聞きたいが、今はまだ良いかとそのままにする。
「このくらいにしてください。何個つけたんですか、もう…」
謙信「数えてみるか?今から赤くなっている所に口づけする。舞が数えてみろ」
「え…」
チュ……チュ……チュ……
謙信「ひとつ、ふたつ、みっつ……だぞ?続きを数えろ…」
チュ…チュ…チュ…
「はっ………ん」
謙信「六つ……ちゃんと数えているか?」
所有痕を舌で押した。
「は、ん!!か、数えられないです…っ」
今夜は一度も触れていない胸の先端が尖り、赤くなっている。
謙信「では…ここはまだ触れてやらん」
胸の先端に軽く息を吹きかけると舞が、切なげな吐息をもらした。